インドネシアに進出する日系企業
みなさんこんにちは!ジャカルタの下村です。
インドネシアではクリスマスの後、新年、春節、そして先日までの大統領選挙が終わったと思ったら次はラマダン、からの、レバランと怒涛のイベントラッシュです。
私がジャカルタに来てからは、毎月視察や面接がある状況で(ありがたいことです。)
毎回無事に良い候補者が合格できている状況です。
そんな中、先日の面接でお客様から面白い質問がありましたので
今回はそれをネタに現地通信をお送りいたします。
「インドネシアに進出している外資企業の中ではどの国の企業が一番多い?」
というご質問でしたが、これは間違いなく日系企業とお答えいたします。
ではどんな企業が進出しているか?
特に日系企業ががんばっている色々なカテゴリを見ていきましょう。
1:自動車、バイク
この分野ではまさに日系企業の一人勝ち。
自動車に関しては少し古いデータですがおおむねこの通り。
https://www.marklines.com/ja/statistics/flash_sales/automotive-sales-in-indonesia-by-month-2021
車のプロであるタクシードライバーのおっちゃんに聞いてみても
「1位トヨタ、2位ホンダ、3位ダイハツ、俺はスズキが好きだけどな~」との話。
これに三菱(パジェロのこちらのモデルが大人気の様子。)を加えた5メーカーをよく見ます。
マツダ、日産も時々見る他、日系以外だと中国のウーリン、韓国のヒュンダイも。
ジャカルタでは特にアルファード、ベルファイアが人気な様子。
体感では日本よりも日本車率は高いかもしれません(?)
バイクの分野では自動車以上に日系企業が強く、ホンダ、ヤマハだけで97%という話も。
若者にはCBRやNINJAなどのレーサーレプリカが人気な他、日本では見なくなった2ストロークエンジンの旧車もよく見かけます。日本車以外をほぼ見ません。あとは古いか新しいかくらいの差だけ。
2:コンビニ
インドネシアのニ大コンビニ インドマートとアルファマートが非常に強い中、ファミリーマートとローソンががんばっています。特にファミリーマートは何故か他のコンビニよりも品物が安い事もあり信頼できます。
3:外食産業
インドネシアは世界でも上位に来るほど、日本食チェーン店の進出が多い国です。
イスラム教徒向けに豚を使わないメニューを用意したり、味付けもこちらの好みに合わせてややこってりしていたり、と、ローカライズに努力している事以外に、個人的にはインドネシアと日本はもともとある程度、味の好みが似通っているのが理由ではないかと思います。
我々がインドネシア料理を食べて、おいしい!と思うということは、インドネシア人も和食を食べて、同様に感じてくれているということではないかと思います。
自動車やバイクのように一人勝ちというような状況ではありませんが、来日前の実習生たちが日本の食について知る機会にはとても良さそうですね。
4:現地生産
この他、意外に助かるのがこちらにも法人があり、こちらで生産してる品物。
何故ならこちらの物価に合わせた価格だからです。
- ポカリスエット 500ml 約80円
- おーいお茶 500ml 約120円
他にも日清カップヌードルやカルビーのポテトチップスも。
本当にいつもお世話になっています。
日本クオリティで日本にはない味も多いのでお土産にも良いかもしれませんね。
いかがだったでしょうか。
実際に生活してみて感じた事は、日本人が日本にいた時と同じ とまではいかないものの、かなり近い生活ができるほどの日系企業が進出しているという事で、それは他の外資に比べても断トツだろうな…と思っています。
この他、ジャカルタにはイオンモールが3つあり、それ以外にもたくさんのモールがありますがそのほぼ全てにユニクロが入っているような状況です。また、ヤマダ電機などもあり、一度の記事では全てを紹介しきれません。
もちろんこれはジャカルタの話であって、地方に行けば状況はまた違うはずですが
自動車やバイクはおそらく同じ状況が予想できます。
そこを押さえられているのは非常に大きいですね。
すごいぞ!日系企業!
それでは今回は このへんで。
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