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Vol.088 幻の75,000ルピア札を追え!

みなさん、こんにちは!ジャカルタの下村です。

インドネシアの良いところはたくさんありますがその中の一つはお金。

この1年安定して1円=100ルピア(~110ルピア。平均すると105ルピア) 
が続いています。

なので、我々日本人にはゼロを2つ取ってやれば、ほぼ日本円でいくらなのかが分かります。
この点は買い物をするとき、物の値段を調査するとき、非常に便利です。

とは言え、こちらの最大紙幣は100,000ルピア。日本円で1,000円です。

ルピア札は円よりも小さくはありますが枚数が大くなりがちなのでかさばります。なので財布よりは輪ゴムやクリップの方が便利かも・・・と思う事もしばしば。

意外とこれが便利だったりします。落としたり盗られたりもしにくい。

こちらでの「金銭感覚」

日常生活では…

とは言え、普段持ち歩くのは多くてもだいたい500,000ルピア(=約5,000円)程度。

物の値段は日本よりも安いものや変わらないものも多いですが、意外と高いものも多く、
結果、トータルの出費は日本よりも高くついてしまいます。

時たまネット上等で「老後は生活費の安い東南アジアで!」と言った情報も見ますが、それはあくまで、「現地の方と同じ生活が出来れば」の話です。

そしてそれは簡単ではありません。

一番イメージしやすいであろう話をあげるなら食事。

現地の方なら大丈夫でも、我々が食べたらお腹をこわすようなケースは少なくありません。

生活全般でそういったことが起こるはずなので、老後は東南アジア!というのは、かなり難しいチャレンジなのではないか?少なくとも万人におススメできるものではないんじゃ?
などと思ってしまいます・・・

3日~5日の滞在では

話がそれましたが、面接や視察でインドネシアを訪れる場合は、日本で両替をする事はおススメしません。非常にレートが良くないからです。両替はこちらに来てからがおススメです。

また、よくご案内するモールやお土産屋さんなど、クレジットカードが使える場面も多く(中には現金は使えず、クレジットカードやQRコードを使用した電子決済のみ、といったお店も。)あまり、大きな額の現金を用意する必要はありません。

屋台や近場のコンビニで買い物をしてみたい!といった場合も3,000円~5,000円分のルピアがあれば充分です。特別な使い道を予定していないなら、3日~5日となると1万円程度の両替をしておけば足りない!という場面はまずないはずです。
(それでも余る事も多いと思いますが ある程度手持ちがあった方が安心ですね。)

インドネシアのお金一覧

ということで実物を見てみましょう。インドネシアのお金は以下の通り。

100,000 ルピア (1,000円)    5,000 ルピア (50円)
50,000  ルピア (500円)    2,000 ルピア (20円)
20,000  ルピア (200円)    1,000 ルピア (10円)
10,000  ルピア (100円)     

コインは

1,000ルピア(お札もコインも両方があります。)
500ルピア、200ルピア、100ルピア です。
1,000ルピア以外のコインはおそらくアルミ製 大きな1円のよう。
また、日本も同様ですが新札、旧札が混在しており大きさやデザインが違う紙幣もよく見ます。

これが基本ですが1度だけこの基本から外れたことがありました。
というのがタイトルにもある75,000ルピア札。

「75,000ルピア」!

インドネシアに来て早々、確かコンビニのお釣りで受け取ったのですが、その時は「なんだこれ 中途半端な額だな・・・」と思って早々に使ってしまいました。

が、後でインドネシアの方にその話をしたところとても驚かれました。

実は 75000ルピア というのはインドネシア独立76周年記念の記念紙幣(独立から75年目の意味)で
普通一般には出回っていないとの事。この紙幣を手に入れるには、銀行で申請しなくてはならなかったそうです。また1人1枚までの制限付きだったという話も。

なので実は私は非常にラッキーだったようです。しかしそれを無下にしてしまった・・・
こうなるともう一度この75,000ルピアを手に入れるのは至難の業。

普段の買い物でお釣りをチェックするほか、送り出し機関の色んな人や、時には実習生にも聞いてみましたが、誰もこの75,000ルピアを持っている人は見つからず・・・

噂の75000ルピア。色合いは下の10000ルピアに似ていますが白っぽい部分が多いです。

ついに入手!

色々な手段を試みなんとか その75000ルピア札を入手。そうそう。こんなのだった!
スカルノハッタ空港の名前にもなっている、スカルノ、ハッタの両氏の肖像がステキですね。
そしてその下を走る電車は日本からの輸入車両のようです。

国の発展の象徴として記念紙幣にも描かれるとは、日本人として誇らしい気持ちになりますね!
これは最初は気付かなかったポイントです。再度手に入れられて本当に良かった。
もちろん、今度は使わずに参考資料として保管する予定です!

75000ルピアをご覧になられたい方は是非下村まで。実物をお見せします!

また、インドネシアを訪問される際は是非コンビニなどで小さな買い物をしてみてください。
運が良ければ皆様もゲットできるかも?

(そして、その際は私のように使ってしまわれないようにご注意!)

それでは、また!

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