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Vol.086 [ジャカルタ現地通信 20]土曜日の夜は実習生と夜市へ行こう

みなさんこんにちは!ジャカルタの下村です。

こちらでは面接合格後の実習生達に対して、「日本での生活についての勉強会を開催すること」も私の仕事の1つなのです。

その勉強会も中盤を過ぎると、並行して送り出し機関が行ってくれている日本語の学習が進み、日本語の理解が高まり、また私との関係も徐々に出来始め、実習生たちの本音が聞こえ始めます。

色々な話を通じて 実習生達に「意外と日本人もインドネシア人も同じなんだねー」
と感じてもらえていれば幸いですね。

そんな中で思いがけないイベントが。

下村「みんな しゅうまつは なにしてるの?」
実習生「どようび の よる は みんな で よるいちば へ いきます!」
下村「よるいちば は とおい ちかい?」
実習生「ちかい です。 (送り出し機関の)がっこう から 10ぷん くらい です。」
下村「へえ よるいちば は なに が あるの? なに を するの?」
実習生「たべます。にくだんご を たべます。」
下村「おいしい? おもしろい?」
実習生「はい! おいしいです!」
下村「いいね。 こんど わたしも いっしょに いって いい?」
実習生「はい! いっしょ に いきましょう!」

送り出し機関学校へ入校して3か月。すでに日本語でこんなやりとりができるのですから大したものです。

実習生たちは喜んで歓迎してくれました。

もちろん、学校のルール違反やがあったり、勉強会でも態度、日本語が良くなければ
こういった話はできません。

まずやるべきことができていなければ・・・ですね。

幸い、ヤマト提携の送り出し機関様ではこういった点は安心できる状況で今回のクラスもとてもモチベーション高く日本語の学習ができており、勉強会でもとても積極的なのでその点は安心です。

これまでも実習生達にはお食事会やお茶会など ある種のイベントを通して(学びの要素もある)息抜きを提供してきましたが今回は夜市場に行くことに決定です!

私もこちらに来て1年と少し。

以前は屋台メシによってお腹を壊してしまったこともあり少し敬遠してきましたが今なら負ける気がしない!そして実習生の前で恥ずかしい姿は見せられない!

という事で夜市へ

ジャカルタでは週末は特にローカルエリアの色々な通りで屋台が出て賑わっていますが、今回訪れたのもそんな通りのひとつ。

小さな屋台がたくさん出ている他、日用品の出店も。

この通りは写真のように片側に小さなメシ屋が並び地べたにブルーシートの座敷席(?)も。
今回のクラスは9人ですが無理なくみんなで食べられますね。

ちなみに実習生たちは同じ送り出し機関学校の先輩にこの夜市場を教えてもらったのだとか。

席を確保したら今度は食べ物を買いに行こう。

「せんせい なにを たべたい ですか?」

と聞かれたので、

「みなさん が たべたい もの。 おなじ もの を たべたい です!」

さあ、どんなメニューが出てくるでしょうか?
と、その間に市場のお店を少し見て回りましょう。

色んなお店と値段

食べ物、飲み物をメインに服や日用雑貨など色々なお店が並びます。特に目を引くのは子供向けのお店の多い事。出生率の高い国だということが感じられますね。お祭りの雰囲気です。

チキンの串焼きやさん。これはサテとはまた違うみたいです。
子どもが好きな色合いだ 右側の青いケースの中は・・・
まさかのやどかり。
ヒジャブのお店。値札は見当たりませんでしたが200円くらいと予想。
串カツと腕時計 日本ではありえないコラボ。しかし腕時計250円は安い。
大人の男にとってゴツい指輪はステータス。意外ですがほんとの話です。
すしー! 完全にローカライズされてしまっている。でもこれはこれでOK。
トラックの荷台にはプラスチック製の日用品がてんこもり。実習生いわく「とても やすい!」。

と、ウロウロしていると実習生Rくんが私を捕まえてくれました。心配してくれたんですね。ありがとう。

彼とテーブルに戻ると実習生のみんなが色々なメニューを買ってきてくれていました。

実食!

実習生達がそれぞれイチオシのメニューを買ってきてくれていました。

「インドネシアのことはインドネシア人に聞け!」はこのインドネシア通信では大原則。実習生であってもこの時はいつもとは反対に私の先生です。

さあ どんなメニューがでてくるか?

まずはバクソ。鶏肉の肉団子ですね。1杯150円也。お味はあっさり。テーブルに置いてあるサンバルやチリソースでお好みの辛さに仕上げます。麺はインスタントラーメンと春雨のW麺。
インドネシアのスイーツ。1パック100円くらい。ここではチョコとチーズはよくセットになっています。カロリー爆弾だ。おいしい!けど私は2つが限界かな。
焼きトウモロコシ。1本100円くらい。日本のトウモロコシと同じ感じですが、より肉厚で食べ応えがある!食品関係の企業様、インドネシアのトウモロコシすごいですよ。
これもスイーツ。ピンク、グリーン、黒でそれぞれ食感が違う。白いのはココナッツ。これに黒蜜をかけて食べます。なんとなく和菓子っぽい。濃いお茶に合いそう。
キノコのから揚げ。知らずに食べると鳥の皮のようにも感じます。これも1袋100円程度。
手元にあるとずっと食べてしまうやつだ。
イスラム圏定番のケバブも。このあたりですでおなかはフル。食べきれないかった分は持ち帰り明日のおやつにしてもらいました。

実習生達とみんなで食べながら色々な話をしました。

「バクソは日本にありますか?」

「日本には つくね が あるよ。つくね は バクソ の ともだち だよ。
 そして、 サテ の ともだち だ!」

実習生たちはスマホで つくね を画像検索をして
「おおー。」

実習生「日本で みんな(10人) で ごはん たべると いくら くらい ですか?」

下村「キラキラ(インドネシア語でだいたい)2jt(にジュタ=2万円)くらい かな。」

実習生 (目が丸くなる)かなり驚いた様子です。
※ここではこの他アイスティーも人数分買いましたがそれでも3500円程度。

他にも家族の写真を見せてもらったり、反対に日本の写真を見てもらったり、日本へ行ったら何がほしいか?という話もしました。

そしてやっぱり、早く日本へ来たいねー。といった話も(すでにおおよその訪日時期は確定していて、本人もそれは納得していますがそれでも。)

終わりに

送り出し機関の門限まではまだ時間がありますが、お腹もいっぱい
また日曜日も予定がある実習生もいるのでそろそろおひらき。
最後にみんなで写真を撮りこの夜市場を後にしました。

この日の予定はWhatsUpというラインのようなアプリを使用してみんなで決めましたが、その際、(前回少しお話した)既読スルーにならないように!という注意の元、配属後の練習としてやりとりを行う事が出来ました。

また、通訳なしで自分たちだけで日本人(私)といっしょに行動するというのも彼らにとっては初めての経験。これも日本へ行ってからの練習になりますね。

「今日は、勉強や実習ではないから、お疲れ様でした!はいらないよ。」
とは言いましたが、実習生たちはしっかりと学んでくれたと思います。

彼らにとっても、良い経験になった!と思ってもらえていれば幸いです。

それでは また!

とても楽しい週末でした。実習生のみなさん、ありがとう!

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