みなさん、こんにちは!ジャカルタの下村です。
ジャカルタでの生活は渋滞やお腹を壊したりと、ツラい点もそこそこあるものの、「思っていたよりも日本に近い生活ができているなあ・・・。」と思う事は多いです。
一方、以前紹介したインドラマユなど、インドネシアの地方へ行くと正直、「ここで年単位で生活するとなると正直なかなかきびしいな・・・」と思ってしまうのでやはりジャカルタというのは外国人にとってとても生活しやすい都市である、という事なのでしょう。
それもそのはず、インドネシアには本当に多くの日系企業が進出しています。
ジャカルタには様々な外資が進出済み
ざっと見てみても、
- 自動車=トヨタ、ホンダ、日産、スズキ、ダイハツ、レクサス・・・
- バイク=ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ
- 家電=ソニー、シャープ、パナソニック
- 食品=カルビー、日清、伊藤園、大塚製薬
- お店=ユニクロ、ファミリーマート、ローソン、サークルK、そごう
そして、レストランのカテゴリが最も充実しています。
吉野家、すき屋、丸亀製麺、ペッパーランチ、一風堂、ミスタードーナツ、シャトレーゼ、
まだ店舗は少ないですがスシロー、かっぱ寿司も。最新のニュースでは、いきなりステーキもできたそうです。(ちなみにこのカテゴリの並びは、上から 田舎まで浸透している順です。)
さらに、H&M、マクドナルド、ピザハットやイケアなど日系でなくとも我々に馴染み深い企業はだいたいすでに進出済みといった状況でジャカルタに限っては正直、異国情緒というものがなかなか感じられにくい原因ですらあります。(ぜいたくな悩みですね。)
ニトリが来たぜ!
こういった企業のおかげで我々日本人駐在にとっては生活しやすい街となっているのですが、そんな中今度はニトリがジャカルタに進出というニュースが。
ジャカルタのモールの中でもトップ5に入る規模のセントラルパークモールにオープンしました。
先日ブロックMで偶然会った駐在日本人の方ともこの話題になりました。私だけでなく、こちらに住み着いている日本人みんなにとって大きな出来事なのですね。
中心部の目立つ建物に!
ジャカルタにすでに来られた方にはお馴染み(?)高速道路から見える巨大なディスプレイのある建物(これもモール。)の裏手がセントラルパークモールです。
オープン後まもなくという事もあり、激混み。
インドネシアの若者にもウケている様子です。白を基調とした店内レイアウトのせいか、照明の関係か(?)日本のニトリよりも少しオシャレな雰囲気もあります。
値段は日本基準なので、インドネシアでは高めな設定になってしまうからこそ、イメージ戦略を変えているのか?というのは深読みしすぎ?
若い夫婦や友達同士といったお客さんが多く、その点も日本のニトリと少し違う点ですね。
ライバル「イケア」は進出済み!大丈夫?
すでにジャカルタにはいくつかイケアもあります。
私もヤマト ジャカルタ支部という名の、こちらでの自宅を立ち上げる際はイケアにお世話になりました。
ニトリ、イケア、どちらも使用したことのある方ならご存じだと思いますが、この2社はライバル関係というより、互いに補い合うような点が多く感じます。
イケアはオシャレではあるものの、全体的に大きく、重く、ヨーロッパ規格。
一方ニトリもオシャレになってきましたし、我々アジア人にとってちょうど良いサイズという事と、
便利さがあります。
ニトリ独自商品でも受けそうなものがありますね
写真のような冷感シリーズの商品はイケア(というより他の全てのお店)にはありませんが、年中暑いジャカルタの生活には非常にウケそうですね。
また、便利さ優先の家具などの日用品はすでにインドネシアでも多くありますが、(日本でもそうですよね。)ニトリに行けばそういったアイテムより洗練されていて、その上クオリティも高い品物を見つけられるかもしれない。
なので個人的には、
「すでにイケアがあるのに、勝てるの?ではなく、イケアがこれだけあるなら、そろそろニトリの出番かな?」
といった状況に感じます。
充分、シェアを得られる見込みはあると見えます。
日本企業もなかなかやるね!
面接でジャカルタを訪れるお客様の中には、
「最近、日本の停滞や凋落という話題が多いけど、ジャカルタ(でがんばっている日系企業)を見ると日本のパワーってやっぱりすごいんだ!と気づくことができたよ!」
といった声も。
日本の外に出ないと見えない日本の姿というのは間違いなくありますね。
そしてそれは、「日本もまだまだ捨てたもんじゃない。」と感じさせてくれるものです。
がんばれニトリ!
がんばれ日系企業!
・・・と書くと他人事のようになってしまいますが、それではいけませんね。
我々ヤマトデータベースも同様。ジャカルタでがんばらなくてはなりません!
それでは、また!