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Vol.043 ルピアの価値は

みなさん、こんにちは。ジャカルタの下村です。

こちらにも送出機関の関連などで日本人駐在の方は何人かいらっしゃり、生活の事やインドネシア事情を教えてもらったりなど、大変助けられております。
と、言っても例えば
「今後一生、お酒か、豚肉か、どちらかを絶たなくてはならないならどっちを選ぶ?」
「ああああ どっちだろう?どっちだろう?」
というような他愛ない話ばかりですが…

円/ルピアの価値

そんな中で最近、これは訪日後の実習生にも関係するかも?という話題が出ましたのでご紹介します。
タイトルの通り、ルピアの価値は?というものなのですが24年2月24日時点1円は103ルピア。

なのでxx円で約yyルピアか?という話ではありません。

感覚的な話になります

一般的なインドネシアの方にとって、だいたい何ルピアくらいが我々にとっての100円と=なのだろう?
というお話です。

というのも、我々にとっての100円がインドネシアの方にとって、おそらく同じ100円の価値ではなく、
それ以上の価値を感じているように思う場面が多々あるのです。給与水準が違うので、当然と言えば当然なのですが、じゃあ、我々日本人にとっての100円はインドネシアの方の感覚的には何ルピアなのか?を考えるとなかなか難しい…

ビックマック指数を調べてみると

こんな時にはビッグマック指数なども役に立つのかな?などと考えてみました。

ちなみにビッグマックは41000ルピア。日本より約50円安い計算になります。

しかし、ここジャカルタだけで考えるならまだしも、ジャカルタより最低賃金が半分以下とかなりの低水準とみられる、多くの実習生たちの故郷まで考慮すると参考にはしない方が良さそうですね。

フードデリバリーを使ってみたら?

グラブというアプリのでフードデリバリーサービスを依頼した際に、急な雨等で大変な状況になってしまった場合などにはチップとして10000ルピア(=約100円)を渡すことありますが、そんな時の「Thank you Sir!!」には、我々の100円の感覚ではなかなかないくらい、大きな感謝が込められています。

また、お腹の弱い私はなかなかチャレンジできませんが、屋台で売られているような食事は下は一つ25円~上は200円程度。インドネシアの方からすれば500円もすると高い!というイメージなのだとか。
道端カフェでも、コーヒー1杯は5000ルピア。(=50円。)菓子パンは1つ2500ルピア。(=25円。)


ある送出機関近所の、豆を挽いてくれるような本格的なカフェでもロブスタで10000ルピア(=100円)アラビカでも12000ルピア(=120円)となりますね。

感覚的には100円=300~500円?

ここまでを見ると日本人にとっての100円はインドネシア人の感覚的には30000ルピア(=約300円)くらいなのかな?と考えてしまいますが、単純に給与水準ベースで考えると月収6~7万円はないとそうはなりません。では50000ルピア(=約500円)くらい??それとも、もっと?

一方でガソリンはリッター140円前後と、日本とそこまで大きな差はありません。
また、自動車やバイク自体も新車、中古車を問わず、価格に大きな差は無いようにも感じます。

こちらでの私の足、カワサキW175。新車では約35万円。下村号は中古で18万円。

また、ここまでの話はジャカルタでのもので、地方に行くとさらに差は大きくなりそうです。
ある送出機関のスタッフ曰く、「ジャカルタの屋台や道端カフェは高い!!」とか。
地方だともっと安いのでしょう。(うーん、正直 わからん。というのが本音ですが もう少し頑張ってみましょう。)

以上を考えると、どうやら、我々にとっての100円は、インドネシアの方、特に田舎では50000ルピア(500円)前後の感覚でありそうな気がします。皆さまはどう思われますか?

いずれにせよ、100円の価値はここでは100円以上であるのは間違いなさそうですが、
この件は今後も色々な場所で色々な物の値段を見てみないと、正確な答えは得られなさそうです。

お金は大事だよ

最後に、もし、いままでの話が正しければ、という前提ですが、
インドネシアの実習生が日本に来て、企業様で実習すると、感覚的には一か月に70万円ほどの大金を得ることになります。

面接合格後の候補者に給料は何に使う?と聞くと、「家族へ送金します」という答えが多く返ってきますが実習生の大半は20代前半から中盤、欲しいものが一番たくさんある年頃です。

ましてや、今まで手にしたことのないような大金を手にするのですから、
生活費以外の全てを家族に送金する、というのはなかなか難しいかもしれません。

もちろん、自分が頑張って得たお金ですから使い方は自由です。

自分の欲しいものを手に入れる!そのためにがんばる!も、モチベーションを維持するには大切な事です。ただ、計画的に、ということや、同じお金を使うにしても、インドネシアで使えば何ができる?(おそらく日本より色々なものが得られはずです。)は是非考えてほしいところ。

そういった点も今後、送出機関の方々と協力し、訪日前の実習生たちに教えていきたいですね。

それでは また!




Vol.043 ルピアの価値は」への3件のフィードバック

  1. お世話様です
    弊社のインドネシア実習生たち
    元気です
    下山さんも頑張って下さい

  2. GW中にベトナム人のドアンくんが一時帰国します
    私もまたインドネシアに行きたいのですが、円安で飛行機代が高くて、、、
    その時は下村さんに連絡しますね

  3. 金子 様 コメントありがとうございます!御社の実習生たちも元気という事で安心しました。今は円安でなかなかタイミングが難しいですがいつでもお越しください!お待ちしております!

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