みなさん、こんにちは!
ジャカルタの・・・ではなく今回だけは奈良の下村です。
と言いますのも、すでにジャカルタには戻っているのですが、
お盆休みを使い一時帰国をして参りました。
すでに実習生を配属済みの企業様、そしてその企業様でがんばっている実習生たち、また、これから新たにヤマトデータベースからの実習生の受入れを検討している企業様、この一時帰国中に色々な方にお会いできた事と、そこから見えてきた事。また、夏に日本に戻ったのはジャカルタに来て初めてだったのでその点についても。
今回はそういったお話をさせていただきたいと思います!
1.日本の夏はインドネシアより暑い
これは今回、強く感じた事の一つなのですが、日本の夏はとにかく暑い。
これまでよく、暑さのタイプが違う、という事は申し上げてきたものの、それを含めても日本の夏はインドネシアより暑いのは間違いありませんでした。
赤道直下なのに?!
そして、もう一つ注意が必要な事が、日本人は「インドネシアは赤道直下の国なので日本より暑い」
と、考えがちなことです。
確かに、1年を通して平均気温が高いのはインドネシアです。(年中25℃ ~ 35℃)
しかし35℃以上というのは、こちらではなかなか経験することができません。
気温だけでない「日光の強さ」も
また、直射日光は日本の方が強い!これは暑さのタイプが違うという話にも繋がりますが、
インドネシアと日本では、気温が同じくらいでも日光の強さは日本の方が上です。
南の国から来たのだから、インドネシアの実習生たちが、日本人よりも暑さに強いだろう。
というのは誤解ということになります。
もちろん、30℃~35℃程度ならインドネシアの実習生たちは元気にがんばってくれます。
(それでも熱中症対策などは必要ですね。)
しかし、完全な誤解というわけではありませんが、40℃近くになるような強烈な暑さには耐性どころか経験もない者が多い!
という事は、インドネシアからの実習生を受け入れる企業担当者さまには是非知っていただきたいところです。
ちなみに、日本へ行く実習生候補者たちの間では、「日本の夏がインドネシアより暑い」というのは常識な様子です。
2.インドネシアの若者はキレイ好き!?
今回、すでにインドネシアからの実習生を受け入れてくださっている企業様の寮を2件、訪問させていただきました。どちらも男性の実習生で、面接合格後、私がこちらで教えていた実習生です。
企業様の温かいサポートもあり、日本語、日本での生活や実習でも進歩があり、
顔つきも精悍になって、「目標を持った若者」→「責任感のある大人の男性」へ成長している途中にも見えます。
そんな彼らの寮を見せてもらったのですが、どちらもとても清潔に保たれている様子がありました。
1件の寮は、実は一度訪問したことがあり、その際も非常に清潔。国を問わず失敗しがちな食用油の処理もしっかりしていたので心配はなかったのですが、今回も非常に清潔でした。
また、今回初めて訪問したもう1件の寮もとても清潔。正直、2件だけではサンプルとしては物足りませんが、それでもうまくいっている姿を見る事が出来たのは収穫です。
3.勃発!既読スルー問題!
これは別々の立場の方、2方向から聞こえてきた話なので信憑性が高い件なのですが、
「実習の事や生活の事などを、グループラインで連絡してもなかなかみんなが返事をしてくれない事があるんだよ・・・。」という話です。
いわゆる既読スルー問題ですね。
これは自分でも0ではないですし、こちらで送り出し機関のスタッフさんとやりとりをしていても時々あります。
慣れてきたころに…
特に日本での生活に馴染んできた頃におろそかになり始める事はなんとなくわかる気がします…。が、良い事ではありませんね。
これまでも勉強会でこういった礼儀の話はしてきましたが、より明確に教える内容が定まったような気がします。
改めて教えてみた。
こちらに戻ってから、すでに2つのグループでこの件について改めて教えたのですが…
「時々やっちゃうね~。」「よくないのはわかってるけど、やっぱりそうだよね~。」
という声が。ただ、
「でも、自分がされると、やっぱりちょっと悲しいよね。」
とも。
そりゃそうですよね。この点は日本人もインドネシア人も関係ありませんね。
会社の担当者の方も、組合のスタッフも。
もちろん仕事だからではあるのだけれど、「それでも同じ人間なんだよ、嬉しい事、悲しい事はあるよね。」そういった話をしました。
礼儀正しい者が多いインドネシアの若者たちですから、きっとできるようになってくれるはず。
この件はまた、引き続いて今後の課題ですね。
そして終わりに。
今回の一時帰国で感じた事はたくさんありましたが、その中でも、インドネシアからの実習生を受け入れる上で最も重要度が高いと感じられる出来事は上記の3つです。
正しい理解、良い点、そして問題点。
どれも今後も、インドネシアの人とお付き合いを続けていくならキーとなりそうなポイントですね。
それを知る事、紹介できた事でとても有意義な一時帰国となりました!
それでは、また!