中国でなぜ中秋節に「月餅」を食べる?

中国の中秋節(ちゅうしゅうせつ)とは旧暦8月15日です。この日は家族全員がテーブルを囲み、お月様を眺めながら、月餅を食べる習慣があります。

中秋節になぜ月餅を食べるのか、こんな伝説が伝えられています。元朝末期、農民たちが異民族である元王朝に対して決起します。その際紙をしのばせた月餅を贈り合い、その紙に「決起の日は中秋節」と書かれていたのだそうです。その後中秋節に月餅を食べる習慣が広がるのですが、その理由としてはもう一つ、月餅の丸い形が「家族の輪」「家族の団らん」を意味するからだそうです。中秋節に月餅を食べる習慣は明から清にかけて中国中に広まりました。

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