今月、ミャンマー人実習生2名を迎えました!
見た目も性格も全く違う2人ですが、共通しているのは、いつもにこやか、控えめで素直、集中力が続き努力家であるというところです。
休憩時間は一緒に勉強している他国の実習生たちにも積極的に話しかけますが、周囲に気を配りながら静かに会話を楽しんでいる姿はどこか私たち日本人とも似ています。
寮で見た2人は、ミャンマーの男性民族衣装であるロンジー(ロングスカートのような腰巻)を巻いて生活をしていて、買物や研修センターに来る時には日本人と変わらないシャツとズボン姿でやって来ます。
日本に来て約2週間、今彼らはとてつもなく辛いというミャンマーの唐辛子を食べたくて仕方がない!と言っています 笑
今週は、防災センターで火事の時の避難方法や消火体験、各国で過去にあった大地震の揺れ体験や台風体験、人形を使った心臓マッサージやAEDの使い方などを学びました。
午後は警察の方たちから、実習生たちが日本での生活において事故や犯罪に巻き込まれないよう、防犯や交通安全についてのお話をして頂き、実習生たちは皆熱心に聞いていました。
ところで話は変わりますが、ミャンマーといえば『タナカ』
皆さんはこの『タナカ』、ご存知ですか!?
ミャンマー人実習生の2人と教室で話をしていた時に教えてくれたのですが、
『タナカ』は『田中さん』ではありません 笑
ミャンマーで一番人気の伝統的自然派コスメ、それが『タナカ』です。
みかん科のタナカという木の幹から出来ているので『タナカ』なのだそうです。
この木の幹を墨をするように石の硯で磨り、粉もしくは樹液にして使うこの化粧品は、夏の暑い時期に稲作作業をしている女性の発案で出来たものだそうで、耐え難い真夏の直射日光から肌を守るために彼女たちは顔や腕にそれを塗ったのが始まりだそうです。
塗り方は人それぞれで、頬や額に丸く塗ったり四角く塗ったり、様々な形を作って化粧をするようですが、塗ってしばらくすると日本のベビーパウダーのようなサラサラした触り心地になるようです。実習生曰く、塗った後は冷やりとして気持ちがいいそうです。(彼らは顔には塗ったことは無いようですが… 笑)
『タナカ』の効果としては、
①皮膚の病気の改善
②香りがとてもよい
③日焼止め、体の熱を取る
④毛穴の引き締めや吹き出物などを防ぐ
などで健康にも美容にも良いもののようですね。
ミャンマー人にとっては『タナカ』を塗ることは習慣や文化、また伝統的なオシャレのひとつであるようで、女性だけでなく、子供から男性まで幅広く日焼対策やオシャレとして使われているようです。
ですが、ミャンマー人の誰もが好きで近代的な化粧品が流行っても愛用され続けている一方で、若い女性たちはUVカット機能もなく田舎者っぽいと少しずつ使用しなくなってきているのも事実のようです。
☆もうすぐ七夕☆ 実習生みんなで短冊に願い事を書いて笹に飾りました!
2件の返信
UVカット入りタナカがほしいです!香りは柑橘系?
ミャンマーの文化、まだまだ興味深いことが多そうですね!
みなさんの短冊に込めたお願い事が、叶うといいですね。